はじめに
面接を終えても、なかなか結果が届かないと不安になりますよね。合否は1週間前後と言われていたのに期限が過ぎても連絡がこないと「落ちたのかな？」「連絡しても大丈夫かな？」と迷うと思いますが、対応を誤ると印象を下げてしまうこともありますので、ここでは、元面接官の視点から、面接結果が来ないときの正しい対処法を解説します。
面接結果の連絡が遅れる理由
結果が遅い＝不採用とは限りません。採用側の都合で遅れるケースも多くあります。ほぼ採用側の都合の方が多いのが現状です。
主な理由は以下の通りです：
- 応募者数が多く、選考に時間がかかっている
- 採用担当者や役員のスケジュール調整が遅れている
- 内定候補者との最終調整を行っている
- 社内決裁に時間を要している
- 採用連絡を忘れている
実際、多くの企業では「1週間〜10日」ほどかかるのが一般的です。
連絡を待つべき期間
目安は以下の通りです。
- 面接時に連絡予定日を言われた → その日から2〜3日程度は待つ
- 1週間前後と言われた → 面接日から2週間程度で連絡
- 何も言われなかった → 1週間〜10日後を目安に連絡
焦って早すぎる問い合わせをすると、採用側の都合にもかかわらず、応募者側は何も悪くないのに「待てない人」「落ち着きがない」という印象を与えかねませんので、焦って連絡するのはよくないです。
問い合わせメールの送り方
もし1週間以上経っても連絡がない場合は、丁寧に問い合わせても問題ありません。
ポイントは「結果を急かさず、確認の姿勢で」伝えることです。
問い合わせメール例
件名：面接結果のご確認（〇月〇日面接／〇〇と申します←氏名はフルネームで記載）
〇〇株式会社
採用ご担当者様
お世話になっております。〇〇（フルネーム）と申します。
〇月〇日に面接のお時間を頂戴し、誠にありがとうございました。
その後の選考結果につきまして、お手すきの際にご教示いただけますと幸いです。
お忙しいところ恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。
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〇〇（氏名）
住所（〇県〇市〇〇〇）
電話番号 090*****（日中に連絡のつく番号）
メールアドレス
──────────────────
電話での問い合わせは最終手段
基本はメールで連絡を入れましょう。メールで連絡を入れても*1週間連絡がない場合は、次は電話の連絡をいれましょう。
ただし、昼休みや始業直後を避け、平日の14〜16時頃が理想です。
合否待ちの時に大事なこと
面接後は、合否が電話で来る可能性もあります。メールや書面で連絡と言っていても確認したいことなどがあると電話で連絡が来る可能性もあります。そのことを念頭において、面接後は知らない番号でも出るようにした方が良いです。会社の番号を登録していても会社というのは部署ごとに複数の電話番号を所有している可能性もありますので、面接後の電話は出てください。その時の電話の出方は、通常なら「もしもし」とか「はい」と言って出る方も面接官かもしれないという心構えで合否の連絡がくるまでは、「はい、〇〇です」「はい、〇〇でございます」と苗字を名乗って出るようにしてください。この電話の出方は印象が大きく異なります。
まとめ
結果が来ない時でも、どんな時でも冷静で丁寧な対応ができる人が印象が良いです。
焦らず、誠実に問い合わせることで「感じの良い人」という印象を残せるチャンスです。
どんな場面でも礼儀礼節をわきまえた行動が出来るというのは、社会人として評価が高い行動です。
