はじめに
「緊張してうまく話せなかった」「頭が真っ白になった」そんな経験をお持ちの方も多いと思います。元面接官の視点から見ると、緊張していること自体は悪くありません。問題は“緊張によって実力が出せない状態” です。
ここでは、緊張を和らげるための実践的な方法を紹介します。
緊張しない人の特徴
大抵の方は、大勢の前で話したり、皆が注目するような場面では緊張すると思います。でも中には緊張しない方もいらっしゃいます。面接で緊張しない方の主な特徴は以下の通りです。
✔ 自分に自信があり、大勢の前で上手く話せる私を見て!と思える
✔ 人の評価が気にならない
緊張することは悪いことじゃない?
緊張する人は「緊張しない人の特徴」で書いたことに当てはまらないから緊張するのです。大勢の前で上手く話せる自信がない、自分が人からどう見られているのか、上手く話せるかなど人の評価が気になるから緊張するのです。「人の評価が気にならないタイプ」と「人の評価が気になるタイプ」とどちらが面接官の受けが良いかと言ったら「評価が気になるタイプ」です。「評価が気にならないタイプ」は企業では問題を起こしやすいタイプと認識されやすいのです。よって、緊張するのは悪いことではないのです。人から良く思われたいから緊張するのですから。でも、問題は緊張し過ぎて思ったことも言えず実力を発揮できないことなのです。そこで、今から緊張を和らげる方法を記していきますので、面接の場で活用してください。
緊張を和らげる方法
「緊張している自分」を否定しない
「緊張しちゃいけない」と思うほど、体は固くなります。緊張するタイプは「面接官の受けが良い」と思い出し「緊張は良いこと」と捉えて、まずは緊張していることをマイナスに捉えないことが大切です。そして、深呼吸して「大丈夫、自分は準備も練習もしてきた」と心の中で唱えるだけでも落ち着きます。
面接前のルーティンを決める(例題付き)
スポーツ選手が試合前にルーティンを持つように、面接前に自分を整える「習慣」を作っておくと安定しやすいです。
例)✔面接5分前に深呼吸を3回
✔笑顔を作って背筋を伸ばす
✔自分の得意な質問を頭の中で1つ思い出す
✔自分の成功体験を思い出す
✔面接のことは忘れて他のことを考える
など、自分に合ったことを何か考え、面接前のルーティーンにすると良いでしょう。
「最初の30秒」に集中する
最初の30秒だけ頑張ろうと自分に言い聞かせる。「30秒なら頑張れる、挨拶だけなら誰でもできる」と自分に言い聞かせ、しっかり笑顔と声のトーンを意識し、それが出来れば、自分の中で出来た!という気持ちになりますので、その後がスムーズに進みやすいです。
面接官は敵ではなく味方と意識する
面接官は実際、敵ではありません。一緒に働く仲間を探して面接しているのですから。敵ではない以上、怖がらなくて大丈夫です。「敵ではない、仲間を探している」その視点を持つだけでも必要以上に面接官を怖くなくなります。
手が震えるのを止める方法
これは筋肉の構造を利用しましょう。手が震えてしまう方は、両手を思いっきり力を入れて「グーで握る」力の限りグーで10秒ぐらい握り、パっと手を開きましょう。思いっきり力を入れた筋肉は次は弛緩するしかないので、手を開いた時には筋肉が緩んで震えは止まります。震える度にこの動作を行い、筋肉の弛緩作用を利用して、緊張して手が震えるのを抑えましょう。
何をしても緊張する人は、準備しかない
何をしても緊張する人は、緊張していてもスラスラ言えるぐらい練習すること!これが一番です。緊張しても言いたいことが飛ばないほど練習するのです。自己紹介、自己PR、志望動機、長所、短所、逆質問これは面接では必ずと言ってよいほど聞かれることです。そして、最も失敗してはいけないところです。よって、この5つだけでもこれでもかっ!というほど練習しておけば、あとの質問が緊張して言いたいことが言えなかったとしてもこの5つだけ押さえておけば、面接官の印象は緊張しているけれど、ちゃんと準備をしてきているなという好印象になります。
実際に私が行っている緊張を解く方法
私は、研修会、講演、司会、結婚式の来賓の挨拶など人前で話す機会が多いです。中でも結婚式の来賓の挨拶は一番緊張します。普段使わない言葉のセレクトがあったり、失礼がないようにとの思いから本当に緊張します。そこで私がやっていることは、まずマイクを持つ手が震えてしまうのを防ぐために、先ほど書いた「両手をグーで思いっきり握って開く」です。そして、名前を呼ばれてマイクの前に立つまで、心の中で歌を歌っています。スピーチのことを考えると緊張するので、突然何の前触れもなくマイクの前に立ったというシチュエーションを自分の中で作ります。最後に言葉がスラスラと出てくるようにA4用紙5枚分の来賓挨拶の言葉をすべて暗記するために練習しています。(私は原稿を見て話すのは嫌なので原稿は持っていきません)この練習はとても大きいです。緊張しても言葉が飛ばないほどスラスラ出てきます。それほど練習します。覚えるだけではなく声のトーンや文脈の抑揚まで練習します。
挨拶が終わると皆さん褒めてくださいますが、私は天才肌ではなく、単なる努力家なだけです。だから誰でも努力すればできることなのです。
まとめ
緊張は誰にでも起こります。緊張は悪いことではないです、むしろ人からの評価が気になる証が、緊張することなので良いことなのです。大切なのは、「緊張しても話せる状態を作る」こと。そのためには自己暗示と練習が大切です。緊張しても実力を出せる準備をしっかりして面接に備えましょう。

